年末調整できちんと節税！

あっという間に1年が過ぎ、今年も残すところあと2ヵ月。 コロナ禍も落ち着いた今年は、楽しいクリスマスや年末年始が迎えられそうですね。
さて、年末に向けてのToDoリストの中に、忘れずに入れておいていただきたいのが「年末調整」のための書類提出です。
毎年恒例ではありますが、その仕組みについては「実はよくわかっていない」という方も少なくないのでは？
年末調整の目的や必要書類について、あらためて確認しておきましょう！

【年末調整の目的は？】

毎月の給与明細を見ていただくと、毎月の給与から所得税が天引きされているかと思います。
このとき天引きされているのは、前年の収入などから算定した 「概算の税額」、いわばざっくりした金額なのです。このため年末に、それまでに差し引かれた「概算の税額」の合計と、本来納めるべき税額の過不足を精算して、一致させる必要があります。この手続きが年末調整です。

【年末調整の対象は？誰がするの？】

年末調整は正社員・派遣社員など雇用形態に関係なく、給与を受けているすべての従業員が対象となります。
そもそも会社が給与所得者に代わって所得税を天引きしていますから、年末調整も会社が行います。

【どうやって調整するの？】

所得税を計算する際には、一定の要件にあてはまる場合に所得の合計金額から一定の金額を差し引いて（所得控除）、納税額を減らすことができる制度があります。
また年末調整は１社からしかできないため、年の途中で他の派遣会社から当社に移ってきた方などは、当社が年末調整を行います。
そのため下記の書類を準備して、会社に提出していただくことになります。

●保険料の控除申告書

10月下旬～11月下旬に保険会社からご自宅にハガキが郵送されるか電子データが発行されます。
どこかに紛れ込んでしまわないよう、提出のタイミングまできちんと保管しておきましょう。

●住宅ローン控除の「控除申告書」「年末残高等証明書」

初年度は「確定申告」が必要です。以降は、税務署から届く「控除申告書」と、借り入れている金融期間から届く「年末残高等証明書」を大切に保管しておきましょう。

●前職やダブルワーク先の「源泉徴収票」

転職されてきた方やダブルワークをされている方は、以前の職場などに源泉徴収票を発行してもらい、当社に提出してください。源泉徴収票の発行がギリギリになってしまうこともあるので、早めに手配をしておくことをおすすめします。

なお、医療費控除や寄付金控除は年末調整ではなく、ご自身で確定申告を行う必要があります。住宅ローン控除を初めて受ける場合にも確定申告が必要です。インターネットで作成・提出ができるので、国税庁のホームページなどで確認してみましょう。

【年末調整の流れは？】

テンプスタッフフォーラムでは、下記の条件を全て満たす方が、年末調整の対象者になります。10月下旬に第一弾の書類を発送しています。

・12月に給与が発生する方（11/1～11/30に契約のある方）
・令和4年分扶養控除申告書の提出がある方（課税区分：甲欄）

書類の提出締切は、11月25日（金）必着です。どうぞお忘れなく提出をお願いします。
不明な点がありましたら、担当オフィスやスタッフサポートセンターへお問い合わせください。


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