派遣先が変わると、有給休暇はどうなるの?
~有給休暇の仕組み~
2023.06.02
「派遣は有給休暇が取れない」は勘違いです。
「契約満了で派遣先が変わった場合、有給休暇の日数はどうなるんですか?」
スタッフさんから、そんな質問が寄せられました。
派遣でも有給休暇を取得できるということは、テンプのスタッフさんにとってはもう常識ですよね。でも、派遣で働いたことのない方の中には「派遣スタッフは有給休暇が取れない」と勘違いされている方も少なくないみたいです。
おさらいをしておくと、
テンプでの有給休暇の付与のポイントは以下の3点です。
お仕事開始から6ヶ月継続して勤務した場合に、勤務日数に応じて有給休暇を付与
以降は、継続勤務年数1年ごとに有給休暇を付与
有給休暇の有効期間は2年間
イキイキと働くためにも、有給休暇を取得することは大切ですよね。
私も活用しています(#^^#)。
さて、本題。
派遣先が変わった場合、有給休暇の日数がどうなるのかについては、「契約終了から1ヶ月」がポイントになります。
結論、次の契約が1ヶ月以内に開始する場合は、そのまま引き継がれます。
なので、有給取得年5日の義務があるので有給ついたら有意義に使いましょう
ここまで、派遣スタッフでも有給休暇が取れるという説明をしてきましたが、「派遣先が変わった場合に有給休暇の日数がどうなるのか」についてさらに具体的に説明していきます。
◎今の契約が終了し、次の契約が1ヶ月以内に開始する場合は…
→有給休暇の日数は引き継がれます(勤続年数を通算します)。
◎今の契約が終了し、お仕事をしない期間が連続して1ヶ月以上になった場合は…
→有給休暇に関する権利は消滅します。
具体的な例でいうと、たとえば…
5月31日で契約終了の方が、6月30日から次のお仕事(契約)を開始する場合は、有休の日数はそのまま持ち越されます。
5月31日で契約終了の方が、7月1日まで1日もお仕事(契約)がなかった場合は、有給休暇の日数はゼロになります。
あらら、ちょっともったいないですね。
派遣先が変わる場合は、ブランク期間が1ヶ月以内になるように調整したいですね。
そしてもうひとつ大切なことは、
「今の仕事はもう契約が終わるから、有給休暇を消化しなきゃ」と、むりにお休みを取る必要はないということ。だって、次に引き継げるわけですから。
有給休暇は働く人の権利ですが、本来の目的は、心身をリフレッシュして、明日からまた頑張るエネルギーをチャージさせることにあります。
派遣先の業務の状況をふまえて、計画的に取得してくださいね。