人材派遣と請負の徹底比較!メリット・デメリットを理解して自分にあった働き方を探す
2024.02.28~企業の外部人材の活用を考える~
今回は、企業の視点で「外部人材の活用」について考えてみましょう。
企業が外部人材の活用を考えるとき、選択肢となるのが「人材派遣」と「請負」です。
当社に登録する派遣スタッフさんには直接は関係ありませんが、派遣という働き方のしくみを理解する上で、もぜひ「派遣」と「請負」の違いを知っておいてほしいと思います。
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【人材派遣とは】
人材派遣とは、派遣会社が雇用契約を結んだ派遣社員が、派遣先企業で業務に従事するサービスのことです。労働者(派遣社員)は派遣会社と雇用契約を結んでいますが、派遣先企業の指揮命令によって業務を遂行します。
企業が人材派遣サービスを活用するメリットとしては
・自社で採用活動を行う必要がなく、即戦力となる人材を迅速に確保できる。
・1日から長期まで、必要な期間に必要な人材を活用できる。
・労務管理にかかる負担やコストを軽減できる。
といったことが挙げられます。
【請負とは】
請負とは、企業が社内業務を外部に委託する際の契約形態のひとつです。
契約で定めた期限までに成果物を納めることで、企業から請負会社へ報酬が支払われます。
委託元の企業が労働者に直接指揮命令を行うことはできず、請負会社の社員である労働者は、自社の指揮命令にしたがって業務を遂行します。
企業が請負を依頼するメリットとしては
・請負会社が人材の確保、教育、作業指示を行うため、企業の負担が削減される。
・長期的に安定した成果物の納品が見込まれる。
・専門分野に特化した外部企業に依頼することで、品質向上が期待できる。
といったことが挙げられます。
【派遣か、請負かを選ぶのは企業】
企業は人材派遣と請負の違いを理解した上で、各サービスを利用しています。
なお、委託元企業が直接的な指揮命令権を持たない請負で、人材派遣のように労働者に対して細かな命令や管理を行う状態を「偽装請負」といい、違法行為にあたります。
そもそも「派遣の仕事をしよう」と思ったときには、派遣会社に登録するので、派遣と請負の違いを意識することはないと思いますが、派遣会社の求人に、「派遣」とは別に「受託業務(請負)」として募集しているものもありますので注意してください。
いずれにしろ、
・雇用主はだれか
・実際に働くのはどこか
・仕事上の指揮命令はだれが行うのか
といったことは、お仕事を開始する際にしっかり把握し、混同しないようにしましょう。
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