【コラム】知ってた? 石川県の隠れたNo,1
金沢オフィス更新日 2023.04.18
日本一どころか世界一? 石川県のちょっと不名誉な「男女比」No,1
石川県の共働き夫婦、妻が夫の約7倍、家事・育児をしています。総労働時間も、女性の方が多いです。
こんにちは!金沢オフィス コーディネーターのKです。
石川県といえば「アイスクリーム支出金額1位」「人間国宝の人数1位」など、変わった日本一がありますが、あまり名誉ではない日本一もあるのをご存じでしょうか。
それは「共働き夫婦の家事・育児時間の時間の男女格差」です。
最新の統計データによると、石川県の共働きの夫婦の家事・育児などの時間、つまり「無償労働(賃金が出ない労働)の時間」は、1日当たり
妻 250分
夫 36分
となっていて、妻が夫の6.9倍、家事・育児をしているということになります。
この差が全国で1位!
「石川県は、妻がパートタイムで働いている人が多いからじゃないの?」
って、思いますよね。
ところが、石川県のフルタイムで働く女性と男性の比率の差は日本で一番低いそうです。
つまり、女性もけっこうフルタイムで働いている人が多いんです。
ちなみに、日本全体の無償労働時間の男女比は、「妻が夫の5.5倍」(男女共同参画白書 令和4年版より)。
この数字は、全世界で一番高いです。
(ヨーロッパ諸国は男女比が2倍もありません。スウェーデンは1.3倍)
全世界でダントツ一番、妻が家事・育児をしている(=夫が家事・育児をしない)のが、日本なのです。
そして、その日本で、一番男女比が大きいのが…そう、石川県!
石川県は日本一どころか、世界一「男性が家事・育児をしない」ということになってしまっている?!
このことを、石川県にお住いの皆さんはどう思いますか?
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「育児が大変だから、短時間でしか働けない」
「家のことがあるから、残業はできない」
スタッフ登録の際に、そういうお声をよく聞きます。
もちろん、家族の世話や家事を自分ががっつりしたい!という人ならそれでいいと思います。
「本当はフルタイムで働きたい、だけど家事・育児が大変で…」
コーディネーターの仕事を通して、そんな方とたくさん面談してきました。
土日祝お休み・残業少な目など、なるべく希望に合った派遣のお仕事をご紹介しても、どうしても両立が難しく、事務の仕事をあきらめてしまう人も少なからずいました。
もし自分以外の家族が家事を1時間だけでも分担してくれたら、週半分でも保育園の送迎を代わってくれたなら。
自分のやりたい仕事にチャレンジできるのに…。
キャリアを継続できるのに…。
「そんな風に思うのは、私のわがまま?」
とんでもない!
男性も女性も、外でも家庭でもバランスよく働いて、活躍する。
それが世界のスタンダードになりつつあるのです。
石川県も、女性がもっと無理なく活躍できるようになってほしい。
不名誉なNo,1を返上できるように、私はこれからも自分らしく働きたい女性を応援していきます!
(そのためには、やっぱり「妻が夫の6.9倍」の現状を何とかしないとね…)