派遣でも福利厚生は受けられる?正社員との福利厚生の違いと保証内容を比較解説
公開:2025.08.26 更新:2025.07.18
「派遣社員は福利厚生が少ないのでは?」
派遣のはたらき方について、そのような不安を持つ方も少なくありません。しかし実際には、派遣社員にも法律で定められた社会保険や有給休暇はもちろんのこと、派遣会社が独自に提供するサポート制度も充実しています。
さらに近年では「同一労働同一賃金」の適用により、正社員との待遇差も見直されています。
今回は、派遣社員が受けられる福利厚生の種類や正社員との違い、安心してはたらける制度内容について解説します。
派遣社員が受けられる福利厚生の種類とは?
派遣社員が受けられる福利厚生は、大きく分けて「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」があります。
法定福利厚生は主に派遣元から提供され、法定外福利厚生は派遣元と派遣先の両方から受けられるのが一般的です。ただし、基本的には派遣元が主体となって福利厚生を提供しており、派遣先で受けられる内容は限定的とされています。
ここでは、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の違い、派遣先で受けられる福利厚生について解説します。
<h3>法定福利厚生|社会保険・有給休暇などの基本制度
法定福利厚生は、法律で定められた福利厚生です。一定の条件を満たせば、派遣社員も正社員と同様に社会保険や有給休暇などの福利厚生を受けられます。
主な法定福利厚生と加入条件は以下の通りです。
● 健康保険・厚生年金保険:週20時間以上、かつ2ヶ月超の見込み契約が条件
● 雇用保険:週20時間以上、31日以上の勤務が目安
● 有給休暇:継続勤務6ヶ月以上、8割以上出勤で付与
この他に、産前産後休業制度・育児休業制度・介護休業制度・労災保険・定期健康診断なども法定福利厚生に含まれており、派遣社員も条件を満たせば利用できます。
法定外福利厚生|派遣会社ごとの独自制度
法定外福利厚生は派遣会社が独自に提供する制度で、会社ごとに内容が異なります。
テンプスタッフフォーラムでは、次のような法定外福利厚生を提供しています。
● 有給休暇の半日取得
● 交通費の支払い(通勤距離が2km以上)
● レジャー・宿泊施設の割引
● スクールの受講割引・eラーニングの提供
● 健康診断・メンタルサポート
派遣元主体で提供する福利厚生のため、派遣会社を選ぶときはどのような法定外福利厚生があるかに注目してみましょう。
派遣先で受けられる法定外福利厚生もある
派遣先でも、社員食堂・休憩室・ロッカーなどの施設利用、社内販売・社員割引制度、業務上必要な教育訓練などの法定外福利厚生を受けられる場合があります。
ただし、これらの制度は派遣先の判断により提供されるもので、すべての企業で共通しているわけではありません。
派遣先の福利厚生が利用できるかどうかは企業によって異なるため、詳しい情報は派遣会社に相談して確認することをおすすめします。
育児やキャリア支援が充実!テンプスタッフフォーラムの福利厚生
テンプスタッフフォーラムでは、法定福利厚生はもちろんのこと、派遣スタッフが安心して長くはたらけるよう、独自の法定外福利厚生も充実させています。
ここでは、テンプスタッフフォーラムが提供する福利厚生をご紹介します。
<h3>育児支援に強い|育休取得率・復帰率の高さが特徴
テンプスタッフフォーラムは育児支援制度が充実しており、育休取得率・復帰率ともに高水準を維持しています。2024年では、150名以上が産休を取得しました。
2022年10月に導入された出生育児休業(産後パパ育休)にも対応しており、男性スタッフの育児参加もサポートしています。家庭と仕事の両立を応援する体制が整っているため、派遣スタッフは安心して業務に取り組むことが可能です。
病児保育利用料の全額補助|業界でも珍しい制度
育児中の派遣スタッフが子どもの急な体調不良でも業務に対応できるよう、提携病児保育施設の利用料を全額補助する制度を設けています。(上限3,500円、諸条件あり)
この制度は派遣業界でも珍しく、テンプスタッフフォーラムならではの手厚いサポートです。仕事を休めないときでも、子どもを預けられる環境づくりに力を入れています。
スキルアップ支援|eラーニング・スクール割引も
派遣スタッフのスキルアップを支援するため、以下のような充実した教育制度を用意しています。
● 教育訓練制度
派遣法に基づいて、就業中の派遣スタッフに対し、継続勤務に応じた計画的な研修を実施
● テンプオープンカレッジ
派遣先が求める実践力を重視した「企業目線」の講座が特徴。通学型の本格的な講座から、短時間で学べる“プチ学び”まで、目的に応じたスタイルで利用できる
● 無料eラーニングL-TEMP
パーソルグループが提供するeラーニングサービス。OAスキルやビジネスマナー、オフィス英会話など豊富な講座がすべて無料
派遣社員と正社員の福利厚生の違いとは?
以前は派遣社員と正社員の福利厚生には明確な違いがありました。しかし、現在は「同一労働同一賃金」の適用により、待遇差について見直されています。
「同一労働同一賃金」は、はたらきやすい環境づくりには欠かせない重要な制度です。詳しく内容を見ていきましょう。
大きな違いは福利厚生の提供元が異なる
派遣社員と正社員の福利厚生の大きな違いは、提供元が異なることです。正社員は勤務先から直接福利厚生を受けますが、派遣社員は主に派遣元から受けることになります。
「同一労働同一賃金」の適用で待遇差が縮小
2020年派遣法改正により、正社員と派遣社員の間で不合理な待遇差をつけてはならないというルールが明確化されました。これにより、派遣社員にも「同じ仕事内容なら、同じような待遇にすること」が義務づけられています。
派遣元は、次のいずれかの方式を選んで対応しています。
● 派遣先均等・均衡方式:派遣先の正社員と同じ待遇に合わせる方式
● 労使協定方式:派遣元が独自に待遇基準を定める方式
派遣先均等・均衡方式は派遣先の情報に基づくため、待遇水準は派遣先に左右されやすいものの、納得感が得られやすいことが特徴です。
一方、労使協定方式は公平なルールで運用され、派遣元主体で統一された待遇が受けられます。現在、多くの派遣会社は労使協定方式を採用しているため、どの派遣先ではたらいても一定水準以上の待遇が保証されるしくみになっています。
派遣というはたらき方は安心できる福利厚生が整っている
派遣社員も法律で保障された福利厚生や、派遣会社独自のサポート制度が充実しており、安心してはたらける環境が整備されています。
特に2020年の法改正以降は、正社員との待遇格差が見直され、派遣社員でも安定したキャリアを築ける環境が実現しました。
派遣元・派遣先それぞれの役割を理解しながら、自分のライフスタイルに合ったはたらき方を選択できるのも派遣の魅力です。充実した福利厚生により、派遣という選択肢がより身近で安心できるものになっています。
まずは派遣会社にどのような福利厚生があるかを確認し、自分に合ったはたらき方を見つけてみましょう。
