【派遣のココが知りたい!】同一労働同一賃金って何?
2020.11.27前回は、派遣のお仕事の場合はあらかじめ賞与分が時給に含まれている、ということを説明しました。
今回は、こうした仕組みの考え方のもとになっている「同一労働同一賃金」について紹介します。
同一労働同一賃金とは、政府が掲げる働き方改革の目玉の一つで、長時間労働をなくすこと、多様で柔軟な働き方を実現すること、また雇用形態にかかわらず同じ仕事をする場合、不合理な待遇差をなくすことを目的としています。
これを実現するために法律が改正され、2020年4月1日から適用がスタートしています。
改正された労働者派遣法では、派遣会社に対し「派遣先均等・均衡方式」「労使協定方式」のいずれかの方式で派遣スタッフの待遇を確保するよう義務づけています。
テンプスタッフフォーラムでは、「労使協定方式」を選択しています。
この方式では、そのエリアで同種の業務に従事する正社員と同等以上の平均賃金(賞与含む)を実現します。派遣先が変わると待遇が変わる…ということはありません。
また退職金相当分が時給に上乗せされ、通勤交通費も別途支給となります。
雇用主の責任として、スタッフの賃金を派遣先任せとすることはできないという思いから、テンプを含め、多くの派遣会社が労使協定方式を選択しています。
テンプでは、このほか慶弔規定などの対応も進めています。
これからもスタッフの皆さまが働きやすい環境づくりに努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
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